すき家などを展開する『ゼンショーホールディングス』とマックを運営する『日本マクドナルド』、両社11月10日に決算を出し絶好調でした。週明けの13日(今日)は株価は大きく上昇しましたね、今回は株価急騰の理由を解説します
まずは両社の決算内容を軽くおさらい
・マクドナルド(3Q決算)
過去最高益予想に通期業績予想を19%も上方修正、利益率も14%となり国内の飲食店としてはとんでもない数字が出てきました。前回の決算で利益率10%はバケモノみたいな企業と書いたのですが今回の決算でそれを飛び越えてるんですから最強企業と言っても過言ではないと思います
・ゼンショーホールディングス(2Q決算)
こちらも過去最高益予想に通期業績予想を28%も上方修正、利益率は6.6%とマクドナルドには及ばないものの改善されているし国内飲食店としては好調な水準です。
この2社の特徴は、インフレ物価高コスト高を商品価格へとしっかり転嫁出来ている点です。つまり値上げですね。マクドナルドメニューの値上げはよくニュースになりますが、牛丼や回転寿司もいつの間にか値上げされています、競争力がとても高い企業(商品)&ブランド力を持っているのでしっかり値上げできるところが強いです。
少し前に「マクドナルドは客数は若干数減ったものの、それ以上に客単価が上がって好調」という記事が出てましたが今の日本において値上げについてこれない客は切り捨ててお金をきっちり払える客を相手に商売するのが正しい姿勢だと思いますので、ゼンショーやマクドナルドは国内企業では最強クラスに優秀な投資先と考えられます
ハンバーガー店は事実上マクドナルドの1強でライバルが居ませんし、ゼンショーはその企業名からも分かる通り野望や野心を持った会社ですき家(牛丼)の展開だけでなく他の業態の飲食店を買収し事業拡大し続けています、値上げが出来る企業なのでこれからも業績を拡大し続けることが可能だと思われます
日本国内の飲食店は勝ち組と負け組企業がきっちり分かれてますし、勝ち組企業に投資するのは当然の流れです。ゼンショーは業績好調に伴い株主還元を拡大していますし、マクドナルドも還元拡大するかも?の思惑で株価が大きく上昇したのだと考えています
マクドナルドは最強企業、ゼンショーはその野心から将来性が楽しみな企業です、どちらに投資しても長期的に見れば利益が出そうな面白そうな銘柄です