割安株を買い続けるだけのブログ

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楽天グループ株に投資できるか?リスクが高すぎる理由

楽天モバイルの大赤字でぼろぼろ決算を毎期出している楽天グループ。100株6万円前後で投資できるものの、楽天グループへの投資は出来るのか今回は書いていこうと思います

 

結論を先に書きますと楽天への投資は今は厳しいと考えます。

まず大赤字決算の連続、モバイル事業に参入を決めた当初からある程度の赤字や初期投資は三木谷さんも覚悟していたと思いますがドコモ・auソフトバンクの一斉値下げは想定外だったと思います。これにより採算ライン確保までかなり険しい道のりになってしまいました現在楽天のモバイル契約回線数は400万台なのですが採算ライン1200万台との話もありますし、ゴールは2000万台以上を目指してるみたいです

つまり有料契約者が最低でも3倍は必要なんです

契約回線数1200万台に到達するのにあと何年かかるんですか?という話です

 

楽天が出している社債の償還もありますからね

これは借金のようなもので毎年数千億円の返済があり2025年までに約1.2兆円ほどの返済があるとされています(正確な数字は少し違うと思いますが)

 

・とにかくお金が無い楽天

楽天銀行の身売りと公募増資による資金調達を行いました、楽天は格付けの低い企業なので借金するにも高金利でなければ借金できません金銭事情が危ういので最終手段での「楽天銀行上場」と「公募増資&第三者割当増資」だと思います

楽天のお金事情が更に悪化すれば「楽天証券の上場」での資金調達もあるかもしれません

モバイル事業で巨額な赤字をずっと出し続けているのでとにかくお金がない!

 

個人的な意見ですけどもモバイル事業が黒字になる未来が見えないです

あと800万台~1000万台の回線解約きつそうですし5年10年の時間をかければ到達するかもしれませんが楽天の体力(お金)そんな長期戦にもたないと思っています

 

お金が足りなくなったらまた増資か何かで資金調達を行うと思うのですが株価にはネガティブに働きます

増資で得た資金を新たなビジネスに使うのではなく借金返済に使う訳ですから三木谷さんのチャレンジャー精神を応援できる人でないと楽天に投資するのは厳しいかな、と。

飛行機乗る客いないコロナの間だけ増資したANAとは訳が違う

 

今が楽天の最悪期で他の事業が絶好調だしモバイル事業が黒字になりさえすれば楽天は最強企業なんだ株価も爆上げするよ!という意見もあるし、実際モバイルが黒字になれば株価が大きく上昇するのも事実だと思います、しかし個人的にそこまで耐えるのはキツいです(モバイル黒字になる保証もないですし)

 

モバイル事業を始める以前から楽天という企業は株主へあんまり還元してこなかったので仮にモバイルが成功したとしても三木谷さんは株主に還元してくれるのか疑問です。投資は経営者を見るのも重要で株主への還元姿勢や株価を上げる意欲があるかどうかも見極めなくてはなりません、アメリカ企業や日本の五大商社(三井物産三菱商事・丸紅・住友商事伊藤忠)、オリックスKDDIらの企業の経営者と比べると、楽天の三木谷さんは少し株主を軽視してるのかな~と個人的には感じてしまいます

 

まとめ

楽天自体は良い会社ですし便利なサービスいっぱいあるので応援したいですが

投資できるかできないかで言うとちょっと厳しい感じします

少なくとも現時点ではリスクが高いですモバイル事業の赤字がなくなったのを確認してからでも遅くはないと思います

投資というのはリスクとリターンは等価値であるので、リスクの高い楽天に投資するなら高いリターンがあるべきなのですが・・・現状の楽天に投資してもリターンがうすく、投資先としてはかなり厳しいです

 

※投資判断は必ずご自身で行うようお願いします