世間で話題になっていますが日経平均株価は34年前のバブル期を超え4万円目前の史上最高値を更新しました。現在、先物は4万円を超えており来週月曜日にも日経平均は4万円突破するのではないかという感じとなっています
今回の記事では『日経平均株価が最高値だけど投資したらいいの?やめた方がいいの?』『なにに投資したら良いんだろう』など株式投資初心者の方目線で解説します。
まず株価が上昇してる要因ですが
・円安(外国人投資家から見ると日本企業は安い)
・AIや半導体ブーム
・日本企業の決算好調
・中国経済が失速し投資マネーが日本に
これらの要因が複合し、日経平均株価最高値に繋がっています。以前には投資の神様と呼ばれるウォーレンバフェット氏が日本の五大商社(伊藤忠商事 三菱商事 三井物産 住友商事 丸紅)を評価し、投資したことで日本企業への関心が高まっていました。
●またバブル崩壊して株価が暴落するのでは・・・やっぱり投資は危ないのか?
難しい専門用語を使わず解説すると30年前のような株価暴落はおきないと考えられています、株価というのは稼ぐチカラ×期待値(EPS×PER)で計算することが出来るのですが、30年前のバブル期はたいして稼ぐチカラが無いにも関わらず株価が高い状態でした、対して現在は、日本企業の稼ぐチカラが正当に評価され相応の株価になっているのです
なので34年前と同じような日経平均株価ですが実態は全く違うのです!
企業の稼ぐチカラも株主還元力も当時とは比べ物になりません、もしバブル期当時の熱狂と今の日本企業のチカラが合わされば日経平均株価は約16万円ほどになる計算です
つまり投資は一刻も早く始めた方が『得』です。
基本的に長期投資で資産形成するのが王道なので、投資を始める年齢が若ければ若いほど有利です。日経平均株価最高値更新中なので近い内に大きく下落する可能性もあると思いますがそれでも投資は始めるべきです
新NISAの内容も併せて考えると投資&資産形成はもはや国民の義務レベル、義務教育に必須レベルの存在になっています、世界が資本主義というルールで回っている以上、日本も資本主義を採用してる以上はそのルールに従って生活するべきです。
●これからの投資戦略
新NISAでの積み立て長期分散はマストです。投資対象はオールカントリーやS&P500で問題ないです直感で好きな方を選べば良いです。youtubeの動画などに「オルカンとSP500の比較」などよくありますが見る意味がなく時間の無駄です、なぜなら投資してる対象に大差ないからです
全世界株式(オールカントリー)なら世界中に投資できると言ってもディズニーやアップル、Google、マクドナルド、コカコーラ、ネットフリックスなどアメリカの大企業は世界中に事業展開しているので米国経済の影響を受けます
もし万が一、アメリカが崩壊したら世界中の企業や経済に影響が出るのでオールカントリーなら安心という事でもありませんなのでSP500とオルカンを比較するのは意味ないです。
■過熱感は確かにある
34年前のバブルとは違うと上で解説しましたがそうは言ってもここ最近の株式市場は過熱感があるのも事実です。株価の上昇によって優良銘柄と呼ばれる配当利回りは軒並み低くなってしまいました
なので投資信託やETFに投資する傍らで、株主優待狙いの投資も有りだと考えています。イオンや良品計画は毎日の買い物がお得になりますし、マクドナルドは無料券が貰え、最近株式分割を行った壱番屋は利回り3%ぐらいの株価になっています。
これら優待系の企業は内需産業である場合が多いのでグローバルな影響は受けにくいです(仕入れ値や為替は効く)、かつて高配当企業と呼ばれていた銘柄の利回りが2%~3%台になっている事を考えると、生活費を抑える事ができる株主優待狙いの投資も有りだと思います
日銀のサプライズ利上げに備える必要もあり、銀行株(特に日本のメガバンク)に投資してリスクヘッジをしていくと良いと思います。もし利上げになった場合、銀行株以外は大きく下落します