先日、ブラジル石油公社のペトロブラス(PBR)と、コロンビア国営石油会社のエコペトロール(EC)の株価が大きく下落しました。理由は配当金の減額です、配当利回り20%という触れ込みが話題になっていましたが原油価格や世界情勢も絡んでくるので投資は難しいと思います
ペトロブラスとエコペトロールの他にも「ブリティッシュアメリカン(BTI)」など超高配当銘柄がありますが、これらの銘柄と上手く付き合う方法を書いていきます!
■結論『減配され株価が下がってから買う(仕込む)』
超高配当銘柄への投資手法はこれ1択しかないです。
この手の企業の配当金は毎年一定ではなくかなり上がり下がりします。業績や世界情勢が大変になれば配当金ぜろも普通に有り得ます、例えばエコペトロールの配当金推移を見ますと2023年→2.81ドル、2022年→2.32ドル、2021年→0.09ドル、2020年→0.8ドルと毎年バラバラです。
2024年度は約1.47ドルに減額(去年の約半分)という事で株は大きく売られました
基本的にはそういうものだと納得して投資するしかありません!
現在の利回りだと10%ちょい・・・・なのですが更に配当金が減らされれば利回りと株価は下がりますし、配当金が増やされれば株価と利回りが上がります
つまり安い時期(低迷期)に株を買っておき、イケイケ状態になるまでとにかく辛抱して待つというのが超高配当銘柄との付き合い方の正解だと考えています、例えば日本株であれば『日本たばこ産業 JT』も一時配当金を減らし株価が下がりましたが業績や為替の影響で配当金の復活、さらに増配までし株価と利回りを上昇させました!
超高配当だからこそ減配されるリスクを考慮して全財産の1%~3%くらいの割合でポートフォリオに組み込んでおけば良いと思います、間違っても全財産を集中投資したりしてはいけません。基本的には通信やヘルスケアなど安定してる銘柄や投資信託に資金の大部分を投資しておくのがオススメです
配当金の額が低迷している『日産自動車』や『住友金属鉱山』は僕個人は狙っています。ある程度の運用資金を得て、大部分を投資信託やETFや業績安定したセクターに振り分け、ほんの一握り、ほんの人つまみ程度の資金で超高配当銘柄の株を買うのが正解だと思います
配当金が減らされれば当然株価は下がりますからそこから更に買い増しできるだけの資金力や資金管理能力と長期目線やメンタルや投資経験など色々必要になってきます
株式投資で成功する為には大幅な下落(&上昇)を経験しないとメンタル面で投資家としてのレベルが上がらないので資産のほんの一部を超高配当株で運用するのはオススメです(自分はコロナショックの時に文字通り資産が半分になった事で、ある程度の下落耐性やメンタル面で成長出来ました)
株を始めて最初に買った銘柄がカプコンだったのですが当時は3000円マイナスになっただけで慌てていたのを今でも覚えています
新NISAで全世界株式(オルカン)やS&P500のみの投資も資産運用として素晴らしいですが、いざ暴落局面がくると慌ててしまうので資産が大きくなる前に下落を経験するのも有りです