遂に大手総合商社の決算が出揃いました。去年の時点から分かってたことですが今期は資源価格などの影響で各社減益決算となりました。今回の記事では商社各社の減益幅と、通期見通しに対しての進捗率を比較してみようと思います
・比較する企業は6社
『三菱商事』『三井物産』『丸紅』『住友商事』『伊藤忠商事』『双日』です。
・なぜ進捗率を比較する?
業績が上振れしたら上方修正や追加の株主還元に期待が出来る為、上振れの気配を早めに察知することができ株を仕込めるからです。最終益ベースで比較します
・三菱商事マイナス40%減益で進捗率33%
・三井物産マイナス8%減益で進捗率約29%
・丸紅マイナス30%減益で進捗率33%
・住友商事マイナス約17%減益で進捗率27%
・伊藤忠商事マイナス8%減益で進捗率27%
・双日マイナス約51%減益で進捗率23%
という事ですが、大幅な減益となった双日も進捗率で見たら普通です。資源を扱っているところが大きく減益しただけであってこれは前からある程度は分かってた事です。まあ予想より減益がちょっと大きかったですが。
どの企業も良い滑り出しの1Q決算だったと思いますが、あえて優劣を付けるなら
三菱商事と三井物産が予想より業績が良かったのと、伊藤忠商事が可もなく不可もない感じで、住友商事と双日がちょっとヤバいかなと予想以上に低いかなという感じ。
特に「住友商事」と「伊藤忠商事」は去年の2Q決算が過去最高益だったので、次の決算でそこと比べられてしまうので多分(前年同期比で)大きく減益となりメディア等で大々的に報じられてしまいそうですね。傾向的には2Qの売上割合が大きいのでここでどれだけ減益を食い止められるのかが注目ポイントになると思います
とは言えまだスタートの1Q決算なので優劣を決めつけるのは早いですね。業績は各社普通というか想定通りですが、業績に対して大きく株価が下落したのが「三菱商事」と「双日」です
なので、商社株で買い増しするなら「上振れ期待の三菱商事」と「割安プラス高配当でリバウンド狙いの双日」の2つかな~と個人的に考えております、双日はちょっと進捗が現時点で少し怪しいが
結局のところ世界情勢と各国要人発言と為替レート資源価格を毎日チェックして2Q決算まで見ないとまだ分かりませんが、1株ずつ投資できる証券会社を使っているのでコツコツ買っていこうかなって感じです。