スシローを運営する「FOOD&LIFE COMPANIES」の3Q決算が昨日出ましたね!前年同期比で黒字に浮上。おとり広告問題、値上げ、ペロペロ少年と色々あったものの業績は回復してきてます。ではスシローの株は買えるのか?を現時点での考えを書いていこうとおもいます
ぱっと見の見出しで『スシロー黒字転換!業績回復』などとありますがその中身を確認していきます
スシローはとにかく海外事業が強い
出典元:FOOD&LIFE COMPANIES公式決算説明資料ページ
海外事業が鬼強いです、売上85%増の営業利益2.6倍増となっており店舗数も77店から120店と大幅に出店数を増やしています。
対して、国内スシロー事業は前年同期比でマイナスからのマイナスですね。コロナというよりも客層が値上げに付いてこれてない気配がありますね。
日本国内スシローと海外スシローを比較すると『国内スシローが1店舗あたり1100万』『海外スシローが1店舗あたり4600万』稼ぎがある事が分かります。つまり海外のスシロー店舗は国内店舗と比べ4倍以上稼いでいる計算です
スシローCEO水溜浩一とホリエモンの対談シリーズ動画では「海外は日本と比べ5倍ぐらい利益が出る、日本国内のお客様、特に地方だと少しでも値上げすると客足が離れる」「経営者として海外と国内どちらに投資するのかは明白」的なニュアンスで語られていました。
動画はコチラ
スシローとしては恐らく今後も海外出店を強化して売上高や利益をガンガン増やしていくつもりなのかな~と思いました。もともと以前から海外出店というワードが出ていたんですがコロナのせいで一旦グダグダになっていました、それが最近になってようやく花開いたのかなという感じ。
このまま順調に拡大していけば現在の株価収益率(PER)も正当化できますし、将来的には株価は上昇していくものと思われます。成長性のある企業だと考えられますがただ1つ大きなリスクがあり、海外スシロー総売上に対する地域別割合は『台湾29%』『香港35%』『中国大陸13%』くらいあります。
察しの良い方はお分かりの通り「台湾有事リスク」です。
海外売上の約75%が中国関連です、もし有事が起こればこの辺の影響は計り知れないです。
FOOD&LIFE COMPANIESは長期的には面白い銘柄ですが、同時にリスクも眠っている投資先です。
もし、スシローの株を買おう!という方は日々の海外ニュースや各国要人の発言や地政学リスクを要チェックで投資判断を行うようにした方がいいと思います