割安株を買い続けるだけのブログ

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長期株式投資において買ってはダメな銘柄と業種

今回は株式投資するにあたってあまり儲からない(下手すると損する可能性が高い)銘柄や業種とその理由を書いていきます

 

投資したらダメな代表的な業種が『飲食』です

理由を先に書いてしまうと「競争優位性」があまりに低い為です。更に最近では「原材料コストや人件費を価格転嫁できない」からです。ゆえに利益率が低く会社が儲からない、会社が儲からないという事は株主もあまり儲からないという事です。

マクドナルドはライバルがおらず競争優位性が高く価格転嫁も可能で利益率も高いので例外です

 

例えば回転寿司チェーン最大手スシローを運営するフード&ライフカンパニーズの利益率は3.4%、ROE9.6%のROA1.8%です。牛丼の吉野家であれば利益率2.6%のROE4.3%のROA2.2%しかありません

 

●なぜ利益率が低く競争優位性が低いのか?についてですが

同じような店が他に沢山あるからです、結局そこで価格競争が始まってしまい安売り合戦になり互いに利益を圧迫してしまうのです。(吉野家松屋すき屋の値下げ競争昔ありましたよね)

 

飲食業界の次に投資してはいけない業種が「自動車」と「半導体」です

まず自動車ですがこれは単純に利益率が低いのが1点、それと2035年辺りにガソリン車が販売できなくなるからで現行のハイブリッド車でトップにいる日本車メーカーに大打撃です、じゃあEVメーカーなら投資できるのか?と言うとそれもノーです。

先進国のヨーロッパでさえ現在進行形でエネルギーに困っているのに電気自動車は難しいですし、バッテリーが非常に高価になっていますので買える人が限られます。充電するインフラ整備の事まで考えると間違いなく新興国では普及できません。

 

次に半導体企業は利益率が高く一見すると投資に適格な業種だと考えられていますが半導体輸出制限』や『レアアース技術の輸出制限』でアメリカと中国は対立しています、先進半導体は軍事技術にも使われる為、「政治の道具」となっています。

急に「明日から中国に半導体売ったらダメです!」なんて言われたら企業としては困ってしまう訳です。

 

5年先、10年先を見据えた長期投資をするならば業績が良く株主還元に積極的で割安で高配当な企業に投資した方がリターンを出しやすいと考えてますが最終的な投資判断はご自身で行うようにしてください