マクドナルドが7月19日から都心部の184店舗にて商品の値上げを発表しました、今日の終値でマクドナルド株は+0.87%上昇し株価5800円に。ではなぜ値上げすると株価が上がるのか書いていきます
値上げできるというのは「強い」企業だからです
強い企業だからこそ株価は安定する訳です
モスバーガーやバーガーキングに客足が流れそうですがそうでもありません月次を見ると確かに客数自体は少し減りますがそれ以上に利益を確保できています
※※マクドナルド最新3Q決算11月13日の記事はこちらです※※
もし原材料コスト高を我慢して値上げしなければ「サイゼリア」や「すかいらーく」のように業績は落ち込みます
多少の客足を逃してもマクドナルドが値上げできるのは圧倒的な競争優位性の高さがあるからで、ハンバーガーと言えばマクドナルド!のようなイメージが確立しているからです。
『月見バーガー』や『ビッグマック』という商品名は有名ですがバーガーキングやモスバーガーの商品名まで言える人は少ないと思います
一強だからこそ値上げが出来るし業績も好調だし株主還元が行える訳です
結果としてマクドナルドの株価は上昇していく訳ですね今月は株主優待の権利月という理由もあると思います、投資家としては値上げできる企業の強さに安心感があります
例えば牛丼チェーンであれば「吉野家」「すき家」「まつや」が拮抗しているし、回転寿司チェーンであれば「スシロー」「くら寿司」「はま寿司」が拮抗しています拮抗してるが故に各企業なかなか値上げに踏み切れません
本来であれば原材料費の高騰は商品価格に転嫁しなければ企業としてやっていけませんし成長出来ません
バーガー、サイド・ドリンク無料券が各6枚づつ届きます
商品の値段に関係なく無料となるのでマクドナルドが値上げをすれば実質的に株主優待の価値も上がります
そういう意味でも株価上昇に寄与したのではと考えられます
今の株価5800円は少し高いように思われますが
株主優待と配当金のトータル利回りは2%くらいあるので資金の逃避先としては有りだと思います今月末に優待権利日があるのでマクドナルドの優待が欲しい方はまだ間に合います