割安株を買い続けるだけのブログ

日本と米国市場の割安株の考察と株を買った結果など書いています『貯蓄から投資へ』が当たり前な世の中になるよう情報を発信しています

花王の株はまだ危険、配当利回り3%だけど高配当とは呼べない

今、花王の株を買うのは危険というテーマで書いていこうと思います。最近また株価が下落してきて配当利回り3%水準になっていますがまだ様子見した方がいいかなと考えられます

 

結論から『花王の業績を改善させる為の要素が何1つ整ってない』という事から今花王の株を買うのは危険だと考えることが出来ます

原材料高が原因で花王の製品作る為のコストが上がっていて、商品値上げをした所で高騰した原材料費全てを相殺することが出来ないという訳です、その大きな要因の1つである「ロシアウクライナ戦争」ですがまだまだ終わる気配ありません少なくとも年内に終戦することは有り得ないでしょうし2024年内に終結するかどうかも不明です。

 

為替レートも現在1ドル140円付近とかなりの円安状態になっております

日本政府の増税からの増税によって国民の給料や自由に使えるお金が減り、自然と花王の商品が売れにくくなる流れです。値段の高い花王ブランド商品よりも値段の安いプライベートブランドを買う消費者が増えてもおかしくありません

 

・この前出した決算がズタボロ

一見すると盤石な大企業感のある花王ですが決算内容を見るともうボロボロの会社というのが分かります。年末辺りには業績が回復する~などと決算書には書いてありましたが全く緊張感がないと思いました、恐らくロシアウクライナ戦争が終わってくれると楽観シナリオでも描いているのでしょう。「原材料高騰!原材料高騰!」と決算書に言い訳しか書いてありませんでしたので呆れました。

 

利益がかなり減ってきて配当性向も高くヤバい事になっていますがお金はまだ企業として持っているので今すぐ減配というのは考えにくいですが業績の立て直しが出来なければ長期での投資は難しいかな~と考えています

 

とは言え、業績復活の目が無いわけでもないので投資判断が難しいです

今から1年以内または2024年末辺りまでにロシアウクライナ戦争が終結していれば全然復活の目があると思われます、そのタイミングで中国が台湾獲りに動いたら終わりなんですけど、為替レートが落ち着いて、花王商品の値上げも進んで浸透すれば業績改善あると思います

その時、花王という企業が海外戦略をどうするか?によって長期で投資出来るか明確に判断できるかと思われます。

知っての通り日本は人口減が進んでいる国なので国内でのビジネスは縮小していきます、結果的として成長を続けるには海外でのビジネスが絶対必要になってきます、海外にはP&Gのような強力ライバル企業とどう戦うのかが問題です

 

そもそも現時点で米国企業のP&Gの方が花王よりも株価が割安水準にある為、花王に投資するぐらいならP&Gで良いよね、という状態です。花王の株に投資するメリットがほぼ有りません。

 

株価5000円程で買っておけばリバウンドで売却益が狙える・・・という個人投資家しか買ってないと思います、花王はもうちょっと様子見してもいいのでは?と考えております

株価5000円まで下落して反発して、を何度も繰り返してるので短期での売買なら面白いかもしれませんね

 

現時点で減配は無いと思うので時間との勝負かなって感じです

花王が生きてる間にロシアウクライナ戦争が終わるのを祈るしかありません

※上記は僕個人の感想なので最終的な投資判断はご自身の考えで行ってください