2023年1月15日現在、JT株が割安かどうかをテーマに記事を書いていきます
■結論■
(恐らく)割安ではない
■理由■
JTの利益は為替レートに左右される部分が多く、いわゆる円安メリット銘柄と呼ばれる企業です。2022年11月頃に1ドル=150円付近まで円安が進みそれと同時にJTの株価は急騰しました、この現象はJTの未来の利益の上振れを株価が織り込んだ(織り込み始めた)事を意味します、しかし日銀の為替介入をきっかけに円高方向にトレンド転換し、今現在(2023年1月)の為替は1ドル=127円まで大きく動きました。
為替が大きく円高方向に振れた為、JTの更に未来の利益を織り込んだ(織り込み始めた)為、株価が下がり始めていると考えられます
JTのチャートからも分かる通り2022年11月から株価は急騰している
つまり株価が急騰する前の株価2450円付近まで株を買うのは待った方が良いということになり、現時点では割安とは言い切れないと思われます。
JTには為替変動以外にもリスクがあり、その1つが「ロシアウクライナ問題」です。最悪の場合ロシアにJTのロシア工場が接収されてしまう可能性もゼロではありません。もう1つのリスクが「減配リスク」です。JTは配当性向を75%と定めましたから、EPSが低下すれば減配のリスクが出てきます、しかし減配はあまり恐れることはないと思います、コロナショック期にJTは減配しましたが、直後に大規模なリストラを行いすぐに増配し配当金を戻しました、企業としての株主還元姿勢はすばらしいので、もし万が一、一時的に減配し株価が暴落した時は株を仕込む大チャンスだと思います
■JTの株は買えるか?■
今現在は恐らく割安ではなく微妙なラインではあるものの、銘柄分散や時間分散が出来ていて、長期投資やNISAで保有するのであれば全然有りな銘柄だと思います。最近では1株単位で株を買えるサービスが充実してきたので1単元ずつ(100株単位)で買う必要がなくなってきていますので、投資資金があまりない方でも銘柄分散と時間分散しての投資が可能だと思われます、JTであれば毎月1株ずつ買うのであれば毎月2500円ほどの投資額なので無理なく長期で投資できると思います
僕は現在、JT株を42株保有していてマイナス7,539円(-6.54%)の損が出ていますが毎月買い増しをして平均取得単価と配当金を増やしていこうと考えています。2450円付近まで株価が下がるまで買うのは待った方がいいと書きましたがそこまで下落しない可能性もそこそこあり、ご自分の資産状況やポートフォリオと相談して買うか否かの判断をした方が良いと思います
いずれにしても毎回の決算は要チェックです